嫁さんが再現メシを作ってくれた
家に帰ったら、どこかで見た食卓が待っていた。
これは、あの動画で見たあの光景じゃないか!!
失われた朝食
キューライスさんの短編アニメーション『失われた朝食 / The lost breakfast』は、ある男の朝食を描いた作品で、小さなこと(本人にとっては大事なこと?)にとらわれているうちに神経が摩耗していき現実と夢が綯い交ぜになる様が丁寧に表現されています。
一時期、私と嫁さんはキューライスさんの作品を寝る前に何度も観ていて、日常の会話のそこここにキューライスネタが混ざるようになるほどでした。
毎晩こんなかんじで観てました。
再現メシ
家に帰ると、嫁さんがご飯を用意して待っていてくれました。
「これは……『失われた朝食』じゃーん!!!」
「ふっふっふ……以前から企んでいたのだー!!!」
トーストした食パンに、茹でられたソーセージとオムレツ、サラダ、そして紅茶…
何の説明も無かったため、すぐに『失われた朝食』の再現だとは気付けなかったんですが、思い出すまでの「なんだっけこれ…なんかどこかで見たことある…自分はコレを知っている…?」っていう感覚は、この風景を見たことあるだけの記憶なのか実際に体験したことがある記憶なのかが曖昧で、良い意味での夢と現実がごっちゃ感を味わえました。
ティーカップのかたわらに置かれたティッシュペーパーもちゃんと再現されています。
「まさかこのティッシュの中には剃った毛が……」
「衛生的な問題でそこは再現しませんでした」
実際にティーバッグを置いてみると、1枚では足りないことがわかります。
こんな茶番を演じたりもして、楽しいご飯の時間を過ごしました。
そんなわけで、嫁さんの楽しい再現メシ『失われた朝食』でした!